捜査地図の女

第1話／多くの観光客が訪れる、京都の盆行事“五山の送り火”--。その翌朝、西賀茂にある神社で、男の刺殺体が発見された。城戸禄郎（中村梅雀）以下、京都府警捜査一課“城戸班”の刑事たちが臨場する中、橘珠子（真矢みき）の姿がない。コンビを組む成田慎平（石黒賢）が捜すと、珠子は現場近くの京野菜の無人販売所に立ち寄っていた。

第2話／祇園のクラブのホステス・上野亜沙美（中園友乃）が、自宅マンションで首を絞められて殺されているのが発見された。部屋の持ち主は“鍋島不動産”の会長・鍋島宗広（藤沢徹衛）で、亜沙美は会長の愛人だったらしい。

第3話／京都市内の雑居ビルで、訪問販売ビジネスのオーナー・神田芳郎（谷口高史）が刺殺された。死体のかたわらには、ひとりの舞妓の姿を隠し撮りした写真が落ちていた…。

第4話／京都市北部の橋の下で男の死体が見つかり、連絡を受けた橘珠子（真矢みき）は非番の朝にもかかわらず、現場に駆けつけた。死亡推定時刻は、前夜の9時から11時。橋の上に血痕が飛び散っており、突き落とされる前に橋上で頭部を鈍器で殴られて殺害されたようだった。

第5話／ある夜、鴨川近くの公園で、若い男の死体が発見された。すぐに神奈川県内でガールズバーを営む沢村慶一（佐藤祐基）だとわかるが、死体の顔を見た橘珠子（真矢みき）は驚く。

第6話／息子・和輝（佐野岳）のアルバイト先である太秦映画村を訪ねた橘珠子（真矢みき）は、家族旅行に来ていた小学生・藤野海斗（高木陸）がいなくなったところに遭遇する。父親の会社社長・藤野猛（矢島健一）や母親の香織（中山忍）が目を離した一瞬の間の出来事で、同行していた子守のお手伝い・高梨優美子（佐藤仁美）もたまたま現場を離れていた…。

最終回／京都市内の崖下で中年女性の転落死体が見つかった。犯人の逃走経路を地図で探っていた橘珠子（真矢みき）は、やぶの中に隠れた細い道があるのを見つけだす。周囲を見回した珠子は、マツタケ泥棒対策のためカカシに取り付けられた防犯カメラが設置されていることに気づく。防犯カメラの映像をチェックした成田慎平（石黒賢）は驚く…。