南くんの恋人（2004） 第11話（最終話）

第1話 「彼女は身長16センチ」／高校生カップルのちよみ（深田恭子）と南（二宮和也）は、偶然訪れた中華料理店で未来が見えるという“フォーチュンクッキー”を食べ、不思議な予言を受ける。そんな中、駅伝部に所属する南は、高校最後の大会で選手に抜擢されるが、走っている途中に急激な腹痛に見舞われ…。

第2話 「涙の電話」／小さくなったちよみは、「こんな姿を祖父・千次（北村総一朗）には見せられない」と言って家に戻らず、南の部屋で秘密の同棲を開始。南は、あれこれとちよみの世話を焼き、学校へも連れていくが、周囲からは挙動不審の目で見られる。迷惑を掛けていると感じたちよみは、南の元を飛び出すが…。

第3話 「浮気発覚」／成績がふるわない南（二宮和也）は、追試をクリア出来ないと留年確定と宣告される。早速、勉強を始めようとする南だったが、同級生の麗花（宮地真緒）の強引な誘いに押され、個人授業を受けることに。ちよみ（深田恭子）は、真剣に勉強する南の邪魔をしないよう陰から応援しようとするが…。

第4話 「新婚初夜」／南は夏恒例の家族旅行や駅伝部の合宿、友人とのキャンプなどを全て断って、ちよみと家に残り2人だけで過ごすことに。新婚のような気分に浸る2人だったが、それも束の間。「南がちよみをかくまっているのでは？」と疑う、麗花や担任の日下部（田辺誠一）が次々にやって来て…。

第5話 「浴衣で愛して…」／体調を崩している千次（北村総一朗）を安心させようと、電話で思わず「明日の夏祭りには帰る」と言ってしまったちよみ（深田恭子）は、南（二宮和也）と相談してビデオメッセージを送ることに。翌日、ふたりはテープを届ける前に祭り見物に出掛けるが…。

第6話 「海がくれたキス」／ちよみは、千次のためにも早く元の姿に戻らなくてはという思いを強くする。いっぽう、南は麗花（宮地真緒）から妊娠の相談を受けるが、結局それは思い過ごしと分かる。そんな中、改めて自分が南の負担になっていると感じたちよみは自立を決意し、最後の思い出に南を海へのデートに誘う。

第7話 「幸せになる誓い」／南（二宮和也）は、置き手紙を残して出て行ってしまったちよみ（深田恭子）を心配し、明け方川に入って捜しているところを警察に保護される。その後、大原（石井智也）の言葉から行き先に思い当たった南は、中華料理店の老人（桜井センリ）を訪ねるが、自立を目指すちよみは南に会うことを拒み…。

第8話 「運命の家族写真」／大原は南の走る様子を撮影している時、偶然ちよみの姿を捉えて愕然とする。いっぽう、南はちよみの存在を探りながら接近してくる麗花（宮地真緒）に対して、「もうオレにつきまとわないでくれ」と宣言。ショックを受けた麗花は、茫然自失の状態で交通事故に遭い、入院してしまう。

第9話 「恋敵との対決」／ちよみ（深田恭子）は、麗花（宮地真緒）の挑発に耐えかねてついに姿を見せるが、これまでのいきさつを厳しい言葉で責められる。以来、南（二宮和也）は麗花が日下部（田辺誠一）たちに本当のことを話すのではと心配するが…。

第10話 「最期の望み、純白の花嫁」／千次（北村総一朗）の差し迫った病状を知ったちよみと南は、ありのままの姿で会うことを決意。その後、千次は心筋梗塞の発作を起こして昏睡状態に陥いるが、幸いにも意識を取り戻し、数ヶ月ぶりにちよみと対面する。